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Tri-potamia三州麦酒 |
ブルーパブ名: | Brew Garden ZORAC | |
電話番号: | ||
住所: | 愛知県安城市大東町6-16 市営大山田東住宅D棟103 | |
定休日: | 月~木休 | |
営業時間: | 金曜日: 17:00~22:00 土日曜: 11:30~22:00 |
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ビールの種類: | ペールエール (ペールエール) 2025:Beer Odyssey (ベルジャン ホワイトエール) The Beer is a Harsh Mistress (ベルジャン ゴールデンエール) The Door into Summer (ベルジャン セゾン) |
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醸造開始: | 2024年10月27日 | |
アクセス: | JR東海道本線/安城駅北口から徒歩8分 | |
URL: | https://tri-potamia.com/zorac/ | |
instagram: | Ichiro Oguri | |
製造元: | Tri-potamia三州麦酒 | |
電話番号: | ||
住所: | 愛知県安城市大東町11番24号 | |
URL: | https://tri-potamia.com/ |
Tri-potamia三州麦酒(トリポタミアさんしゅうばくしゅ)は、 愛知県安城市へ2024年に誕生したマイクロブルワリーです。 Tri-potamia三州麦酒のある安城市(あんじょうし)は、愛知県の中央部、西三河地方に位置し、 東海道新幹線の駅(三河安城)があることや、夏に盛大に行われる「安城七夕まつり」、 農業をテーマにしたテーマパーク「安城産業文化公園デンパーク」などで知られるところです。 明治時代から農業が盛んな地域で「日本デンマーク」と称され農業や畜産の技術が発展した一方で、 近年は自動車関連産業を中心に工業が急成長を遂げています。 そうした安城市の市街地に醸造所を構えるのが、Tri-potamia三州麦酒です。 直営のタップルーム「Brew Garden ZORAC」(ゾラック)の店内は、コンクリート打ちっ放しの壁面に、 小テーブルが置かれた小上がりが2島あるほか、カウンターはスタンディングスタイルで利用できるようになっており、 ビールと相性の良い軽いおつまみと、出来立ての三州麦酒を味わうことができます。
Tri-potamia三州麦酒では、原材料にアメリカ産の麦芽と、チェコ産のホップを使用し、 地元 安城の水を仕込み水として使用して醸造しています。
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ペールエール |
2025:Beer Odyssey |
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The Beer is a Harsh Mistress |
The Door into Summer |
Brew Garden ZORACのフードメニューは、軽いおつまみメニューや各種ピザなどから選べ、 出来立てのビールと合わせて味わえます。
Tri-potamia三州麦酒は、愛知県内の三河地方や知多半島の歴史や文化、産業を背景に、
地域の恵みを活かしたクラフトビールの醸造を目指して創業したマイクロブルワリーです。
ここでは安城ならではのビールを開発するため、地域の人たちの声をもとに試行錯誤しながらビール造りを進めています。
また、同市内の畑を借りて、秋には大麦を、春にはホップを植え、ビールの原材料作りにも挑戦しており、
いずれは原材料も含め純・安城産ビールを届けられることを目指しています。
Tri-potamia三州麦酒のオーナー兼醸造責任者である小栗 一朗(おぐりいちろう)さんは、愛知県安城市の出身で、
ベルギービールへの関心が高じてビール造りを始めたという醸造家です。
小栗さんは、安城市で生まれ育ち、大学卒業後は製造業の会社に就職しました。
そんな小栗さんがベルギービールに目覚めたのは、ある社会人講座がきっかけでした。
以前からビールが好きだった小栗さんはビールへの探求心から、
2007年より愛知大学の名古屋キャンパスで開催された教養セミナー「ベルギービールの魅力」に通い始めました。
名古屋市中区にある酒販店「BEER BOUTIQUE KIYA」(ビアブティック キヤ)を運営する株式会社木屋の代表取締役で、
一般社団法人 日本ベルギービール・プロフェッショナル協会の代表理事を務める三輪 一記さんが講師を担当されていた講座で、
1,000種類以上もあると言われるベルギービールについて、様々な角度からその素晴らしさを紹介するというものでした。
小栗さんは、数年に亘ってその講座に通い続け、時には同じ講義を何度か繰り返し受けたこともありました。
そうして講座を受講しているうちに、ベルギービールの奥深さや面白さに引き込まれて行き、
いつしか自身でもビールを造ってみたいと思うようになりました。
休日には各地のブルワリーを巡り、ビアフェスにも参加しながら情報収集を進めました。
そうした中、島根県江津市にある石見麦酒が開発した石見式の設備を活用すれば、
比較的安価でブルワリーを構築できることを知り、早速石見麦酒に連絡してみました。
そうして、2023年4月より2週間ほどビール造りの研修のため江津市を訪れ、
その後は石見麦酒とコンサル契約を締結して様々なアドバイスを受けるようになりました。
同年7月には、それまで勤務していた会社を退職。
安城市内の使われなくなった一戸建ての民家を借りることができ同年12月に契約。
そして、2024年6月24日に、酒類等製造免許(発泡酒)を取得。
同年9月中旬には初仕込みに臨み、ペールエールが完成すると、
同年10月27日に醸造所の建物の脇のスペースを使ってお披露目をして、販売を開始しました。
「Tri-potamia」という名の由来についてですが、ビールの起源は古代メソポタミア地方にあるとされており、
「メソポタミア」という言葉はギリシア語で、「川(Potamia)の間(meso)」を意味しています。
そして、Tri-potamia三州麦酒が掲げる理念は、ビールを使って地元である三河地方を盛り上げること。
そこで、ビールの発祥地の名称と「三河」を組み合わせ、
「三(Tri)」と「川(Potamia)」から「Tri-potama」とし、西三河地方を古くは「三州」と呼んでいたことなどから、
Tri-potamia三州麦酒と命名しました。
小栗さんは、醸造所の立ち上げに合わせて、ビールを提供できる店舗についても計画をしていました。
そうした中、たまたま市営住宅の1階部分が店舗になっている物件があり、
安価な家賃で借りれることを知って早速契約しました。
2025年2月より内装の改修工事を進めて行き、同年4月18日に直営のタップルーム「Brew Garden ZORAC」をオープンしました。
店名の「ZORAC」(ゾラック)の由来は、
James Patrick Hogan(ジェイムズ パトリック ホーガン)原作のSF小説「星を継ぐもの」(原題:Inherit the Stars)
に登場する宇宙船の人工知能コンピューターの名が"ZORAC"と言い、そこから引用して命名しました。
小栗さんに今後のビール造りについてお尋ねすると、
「メインはベルギービールを造っていく予定。ただ、お客様から要望があれば、どんなスタイルのビールでも、
造って行きたいとは思っている。」と答えてくれました。
小栗さんのご厚意により醸造設備をみせてもらいましたので、ご紹介しましょう。
Tri-potamia三州麦酒のこれまでの経緯は、以下の通りです。 | |
2024年6月24日 | 酒類等製造免許(発泡酒)を取得 |
2024年10月27日 | 自家醸造ビールを販売開始 |
2025年4月18日 | 「Brew Garden ZORAC」をオープン |
ビアクルーズ管理人の一言:
2024年11月、愛知県安城市にある「Tri-potamia三州麦酒」を訪れて、建物横のスペースにてペールエールを飲みました。
2025年4月、直営のタップルーム「Brew Garden ZORAC」のオープンに合わせて、新作の3種類のビールを飲みに行きました。